八王子大気汚染測定ニュース |
No18 1996 9.10 |
八王子 大気汚染 測定ネット |
事務局:八王子生活者ネットワーク 八王子市大横町1−10 電話:23−8802 |
測定ご苦労様でした ニュースの発行が遅くなって申し訳ありません。 今回の測定日の6月4日〜6日は、梅雨入り直前で晴れ時々曇り、4日には北西部で小雨が降ったという記録があります。 風速は、8〜10メートルと少し強めの南南東の風でした。 全体の測定数は301ヶ所で平均値は0.032ppmと比較的きれいな状況で、道路種類別平均値も0.06ppmを下回っていました。(下表参照) ◆地域別・道路別平均値
今回のワースト3は、
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取り戻せ健康と青い空! 東京大気汚染公害裁判提訴 |
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去る5月31日、120人の原告・弁護団・青空の会が東京地裁に、国・東京都・首都高速道路公団・車製造会社7社を被告として、総額20億余円の損害賠償と汚染の排出差し止めを求めて提訴しました。
国や行政の責任を明らかにして、公害対策をきちんとさせることが裁判の目的です。 ディーゼル車の排ガス規制をガソリン車なみにすること、全体として排ガスの総量規制をすることで大気汚染公害をなくしていくことが可能です。 第一回弁論:9/24(火)10〜12時、東京地裁103号法廷 |
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八王子市に予算の要望 |
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現在市の環境部から、私たちの測定に必要な一部材料を支給して頂いています。
もっと積極的な環境政策を求め、下記の要望を提出し回答を得ましたので報告します。 要望 市の大気汚染測定値の発表を広報誌でして下さい。 回答 校正などの作業のため前月のデータの掲載は困難。 データの確定値の公表は測定日の翌月末になる。 要望 オンライン処理による測定値の発表を 回答 市内7ヶ所で測定しているが市庁舎とデータのオン ライン化がされていないので、瞬時値の公表はでき ない。実施に向けて努力する。 要望 毎週水曜の「ノーマイカデー」に対する誘導策を 回答 マイカー自粛を呼びかけ、交通渋滞、迷惑駐車の解消、 大気汚染の抑制などの主旨徹底のためPR活動をする。 要望 大型車の市内通航制限など、大気汚染抑制策について 調査検討を。 回答 警察署の所轄になっているので要望の主旨を伝える |
車依存から人と環境を重視する社会へ 行政が車や道路の使い方の 工夫へ動き出す |
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兵庫県−アイドリング禁止条例− アイドリングについて、欧米ではすでに多くの国で法令による規制が行われており、不必要なアイドリングをしないことが社会的習慣となっています。 兵庫県は全国に先駆けて、「環境の保全と創造に関する条例」により、不必要なアイドリングについて、禁止規定を設けるとともに、特に必要のないアイドリングについて罰則規定を導入しました。 アイドリングストップ運動を県民から全国的に広げようと意気込んでいます。 鎌倉市−車利用自粛宣言− 「私たち市民は、自らの自動車利用を自粛し、徒歩と公共交通を中心とする交通環境を創り、古都の歴史的遺産や風土を活かした新しい街づくりを進めることを宣言します」 行楽シーズンを中心に慢性的な渋滞に悩まされている古都鎌倉。 行政、市民、商店の代表が研究会を作り、歩行者優先の観光都市と市民生活の共生をめざしています。 バス優先路、鉄道、・バス・タクシーを乗り継げる割引周遊券、自家用車の「通行料」制などこの秋からの段階的実施にむけて、市が動いています。 建設省・警視庁−歩行者優先の道路設計− 車の円滑な流れを目的にしてきた従来の道路設計から、構造を歩行者中心に改良する事で、ドライバーの意識改革を図ろうという道路計画「コミュニティ・ゾーン」整備事業が始まりました。 三鷹、大阪、名古屋の三市がモデル地域に選ばれました。 計画によると、「S字カーブ」やハンプ(路面の一部を盛り上げる)の導入、交差点で減速を強いる工夫などの対策を検討しています。 |
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1996年6月6日〜7日 東京2キロメッシュ測定結果 |
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みんなの声 | ||
二階の物干し場が汚れます。ほこりというより排ガスでしょうか。グリーンヒル寺田に住んでいる方が汚れないといっていたのが印象的でした。
車社会はますます進むばかりできれいな空気はなかなか取り戻せない。車の台数制限が無理なら燃料を公害のないものに規制するように早くして欲しい。 |
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