八王子大気汚染測定ニュース |
No19 1997 2.9 |
八王子 大気汚染 測定ネット |
事務局:八王子生活者ネットワーク 八王子市大横町1−10 電話:23−8802 |
寒い中カプセルの取り付けご苦労様でした 今回の測定日で、12月2日〜4日は晴れ、強い冬型の気圧配置となって、平年より最高・最低気温ともに平年より低い日が続きました。 5日は低気圧の影響で南の風が吹き込み、かなりまとまった量の雨が降りました。 平均風速は1.6〜3.4m/sでした。 測定数は309ヶ所、平均値は0.048ppmでした。昨年度より0.01ppm高い値を示しています。 冬型の気圧配置というのは昨年と同じなのに、しかも1日はかなりの雨が降ったにもかかわらず、今年高い値を示した原因が何なのでしょうか。 地域別平均値は次のとおりです
*「その他の道路」より「道路以外」や「2F以上」が汚れているのは、全体的に市内の大気汚染が進んでいることを示していると思います。 今回のワースト3は @陣馬街道日吉町市役所入口交差点 0.108ppm A打越町16号バイパス打越交差点北西角 0.103ppm B台町4−42 0.101ppm とても高い値でした。陣馬街道、台町はダンプカーの通行が多いせいかとも思われます。 |
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1996年1月〜12月酸性雨測定結果 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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みんなの声 |
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*住宅地の中の生活道路でありながら、道幅が広いためダンプカーまで通り抜けていく。
信号ができたのでスピードは少し緩和されていますが、生活道路のなかに信号を作らなければいけないのも考えられないことです。
*まちに出掛けてると目がしみたり痒くなったりしてしまう。 騒音大気汚染がひどい。一日も早い排ガス対策を望んでいる。 おいしい空気や静かな環境は東京では無くなってしまう。 |
ついに出てきた交通量の抑制策 |
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東京都は、都心部の慢性的な渋滞と大気汚染改善を目指して、新しい「自動車交通抑制策」に取り組もうとしています。 これまで都が行ってきた対策は、NO2濃度の高まる冬場の水曜日、運送業者などに使用車の台数を減らすよう要請するとか、 マイカー通勤の自粛を求めるとかの「要請型」でした。しかし問題は一向に改善されていません。 そこで都心部の交通問題を二十一世紀に向けた都市整備の重要な課題としてとらえ、「車に頼らない都市生活づくり」を目指し都市計画局、建設局、警視庁などを含めた協議会を新設。 手法として交通需要マネジメントを取り入れ、「パーク・アンド・ライド」やナンバープレートの番号による流入規制, シンガポールのロードプライシングなども参考にしながら、東京で導入可能な方法を検討、その上でモデル地域を設定し、具体的な「実験」に入る。 八王子でも導入可能か、新しい施策に要注目です。(新聞記事より) |
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あなたは協力していますか? アイドリングストップ運動! |
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昨年春、環境庁が呼び掛けて、停車中の車のエンジンを止める「アイドリング・ストップ」作戦が始められた。 欧米では既にアイドリングの規制を設けている国もあるが、日本では兵庫県において停車中のアイドリングを禁止する条例が昨年7月に施行されたのが初めて。 八王子市内でも、昨年12月に高尾駅周辺で環境庁と東京都、市の環境保全課は呼び掛けて行われました。 周辺住宅街やスーパーでチラシやパンフレットが配られ、タクシーにはアイドリングストップステッカーが張られました。 どの位の協力、効果があったのか調べたうえで、もっと広く長期間にわたって宣伝して欲しいと思います。 また特に駅前バスターミナルなどの排ガス対策には、アイドリングストップのほか、発車時の排ガス低減効果のあるハイブリッドバスの採用などが望まれます。 |
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