八王子大気汚染測定ニュース |
No22 1998 9.1 |
八王子 大気汚染 測定ネット |
事務局:八王子生活者ネットワーク 八王子市大横町1−10 電話:23−8802 |
測定ご苦労様でした 測定日:6月4日〜6月5日(または2日〜5日) 天気:2日から梅雨入り。2日夜と3日昼は雨。5日夜雨。その他は曇り。 平均風速は1.9m/s〜2.8m/s 全体の測定数は206ヶ所。プラス紅葉台の100mメッシュ22ヶ所、合計229ヶ所で異性測定をしました。 今回は八王子全体でとても汚れていて、昨年の12月並でした。今回のワースト5は以下のとおりです。2F以上と小中学校で高い値のあるのが気になります
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
大気汚染測定調査活動 東京報告集会のお知らせ 10月3日(土)午後1時〜5時 渋谷区立消費者センター (渋谷駅東口5分 03-3406-7641) 主催: 大気汚染測定運動東京連絡会 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
みんなの声 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
*かなり広い道路に面しています。ここ数年で急激に店舗ができました。そのため車両の数も増えました。変化を見ていきたいと思います。 *アイドリングをしている車のなんと多いことか!!「車を止めたらエンジンも止める」をみんなの声を大にして言おう。 *このあたりは大型店が多く、土日等は団地の路上にも疑いたくなる車が駐車しています。20号線から入ったこの道も車が増え、静かな時間少なくなりました。 *空気の汚れは年を重ねるに従い増加。ダイオキシンなどの人間が住めることができない状況が広がっていて、このように測定して提言しても行政は遅れている。 八王子でもゴミ焼却に分別を徹底していきたいと思います。ディーゼルの排気もひどい。子供たちにきれいな空気を残したいと願わずにいられない気持ちです。 |
川崎大気公害裁判・勝利 |
自動車排ガスと健康被害の因果関係に判断を求める川崎公害訴訟の判決が8月5日、横浜地裁川崎支部で出されました。
川崎市の公害病認定患者ら原告は、周辺道路を設置、管理する国と首都高速道路公団を相手取り、一定水準を超える大気汚染物質の排出差し止めと損害賠償を求めました。 判決では@二酸化窒素と浮遊粒子状物質などの相加作用により、指定疾病を発症または憎悪させる危険があった、とその因果関係を明確に認めました。 Aまた損害賠償については、道路端から50メートル以内に居住する患者原告らの健康被害と大気汚染の間の因果関係を認め、賠償責任を負うとしました。 B差し止め請求については、本件道路の公共性を犠牲にしてまでの緊急性はないと、棄却されました。 1995年の西淀川訴訟に続き、自動車を公害の発生源とする判決が出されました。 国は「道路建設で渋滞を無くす」、「物流の合理化」、「排ガス規制とNO2削減法の実施」で自動車排ガスの環境基準達成を目指しましたが、その効果が現れない現状を指摘されたということです。 今回の判決は行政にとって、住民にしわ寄せのこないもっと真剣な取り組みを迫られる内容となりました。 |
2キロメッシュ測定結果です |
自動車による公害の廃絶 |
政党アンケート |
先の参院選に際し、全国交通事故遺族の会が各政党選挙対策本部宛に送った上記質問の回答を要約します。 社民党:道路に偏った社会的資源配分の是正、鉄道を活かす。過疎バス・コミュニティバスの充実。クルマの所有者の適正な社会的費用負担。総量規制。自動車をもっと「不便」なものとして公共交通を充実 日本共産党:「エコロジー車」の普及促進、鉄道輸送の有効活用や共同輸送など、自動車交通の総量規制。 自由党:電気自動車の開発・普及 自由民主党:ハイブリッド車を普及へ税制上の措置。 公明党:地下鉄、市電等を整備し、自動車通行量規制など適切な交通規制の実施。低公害車の普及を推進。 民主党:無公害・低公害車の技術開発支援、窒素酸化物や種々の微粒子の削減。モーダルシフト(環境などを配慮した輸送分担の適正化)の推進。 新社会党:排ガス対策、低公害車の普及促進、道路交通騒音・振動対策、廃自動車のシュレッダーダスト対策。 新党さきがけ:低公害車購入の支援、技術開発、燃料など供給施設の整備、公用車への低公害車積極導入。浮遊粒子状物質対策。 |