八王子大気汚染測定ニュース |
No23 1999 1.18 |
八王子 大気汚染 測定ネット |
事務局:八王子生活者ネットワーク 八王子市大横町1−10 電話:23−8802 |
測定ご苦労様でした 測定日:12月3日〜4日(または1日〜4日) 天気:2日から天気がぐずつき、3日午後から雨は夕方には観測史上最も早い積雪となりました。4日には晴れました。 平均風速:1.5m/s(4日)、2.2〜2.4m/s(2,3日) 全体の測定数は296ヶ所、平均値は0.033ppmでした。この中には八王子南道路計画に関連した狭間町紅葉台団地、館町団地、16号バイパス沿いの片倉台団地の組織的な測定が含まれています。また市立第七小学校の5年生20人も参加しました。 今回は八王子全体できれいでした。2日〜3日には、測定数は少ないですが例年通りの汚れを示していたので、3日の雨や雪のためでしょうか。 何人かの方が予測されていました。八王子市の測定値は3日間とも大きな変化は見られませんでした。 今回のワースト5は以下のとおりです。
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川崎公害訴訟その後 |
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工場の排煙などによる大気汚染が改善されたとして、国は喘息患者らの公害病認定を1988年に打ち切りましたが、
川崎市は昨年12月に自動車排ガスが原因と見られる喘息患者らを新たな公害病患者と認定し、独自の制度で医療費を補助する方針を固めました。
これは昨年8月、大気汚染の主原因が自動車排ガスであるとして国などの責任を認めた判決を受けた措置で、
排ガスによる健康被害が初めて公費で救済されることになりました。 また建設省は「沿道環境改善の道路整備方針」を初めて作り、約3600億円を投資して、2010年ごろの環境基準達成を目指します。 バイパス、市道の整備の他、公害発生源の一つである産業道路の車線を両側で一つずつ減らして植樹帯とする、 国道1号などの歩道を広げたり植樹帯を作ることも含まれています。 |
待望の公共交通優先策となるか |
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1月26日から3日間無料バス運行(市・都市計画管理室) 「八王子市では、運輸省と共同で通勤時間帯の交通渋滞の激しい秋川・陣馬街道の交通の円滑化を図る目的で調査研究を行っています。 その調査研究の一環として、松枝住宅から高尾駅北口へのバス路線を3日間試験的に開設し、その効果や改善点を把握することになりました。 運賃は無料で、アンケートに答えると帰りの西東京バスも無料になります」 この調査研究が、公共交通の優先策につながり、道路新設によらない大気汚染対策となることを望みます。 |
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メッシュ測定結果 |
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平成9年度の大気汚染状況(東京都) |
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東京都は住宅地に設置している一般環境測定局47局、道路沿道に設置している自動車排ガス測定局35局で大気汚染状況の常時観測を行ない、平成9年度の結果を発表しました。 二酸化窒素は一般環境測定局44局中23局で環境基準を達成しましたが、自動車排ガス測定局では34局中、3局で環境基準を達成しただけです。達成率は昨年度を下回りました。 浮遊粒子状物質は一般測定局では前年度と同様に全曲で環境基準を達成しませんでした。 光化学オキシダントは全局で環境基準を超えました。 |
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酸性雨測定結果(1998年1月から12月) |
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みんなの声 |
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*徐々に測定値が悪化しているのを実感して、自分にできることの範囲で考えています。まずは自転車をもっと優遇してくれる道づくりかな?車道を狭くして自転車動を作る。 *排気の中にダイオキシンが多量に含まれていることが発表されているが、国の規制が無く野放しになっているに憤りを感じています。 |