八王子大気汚染測定ニュース |
No24 1999 9.20 |
八王子 大気汚染 測定ネット |
事務局:八王子生活者ネットワーク 八王子市南新町14−1 電話:23−8802 |
測定ご苦労様でした 測定日:6月3日〜6月4日(または1日〜4日) 天気:1日からさわやかな転機でしたが、3日には例年より早く梅雨入りとなり4日の午前中も雨模様でした。平均風速は1.8m/s(3日)〜2.7m/s(4日)でした。 全体の測定数は207ヶ所、平均値は0.034ppmでした。この他に八王子南道路計画に関連した狭間町紅葉台団地が21ヶ所のメッシュ測定を行っています。 地域別・道路別平均値で見ると、昨夏よりは低い値でしたが、昨年暮れより高い値の区分が半分以上あります。 今回初めてワースト5に学校がカウントされているのが気になります。 今回のワースト5は以下のとおりです。
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
進めたい公共交通機関の利用を | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
前回のニュースでお知らせしました運輸省のモデル事業として「公共交通機関利用促進調査」の結果はどうだったでしょうか? この調査結果は八王子市全域、陣馬街道、秋川街道に分けて渋滞緩和対策と利便性向上策として出されました。 その中の期待したい公共交通機関利用促進策をお知らせします。(抜粋) ●多様なニーズに合わせた運賃体系の開発・往復が違うルートでも利用可能な運賃(定期券)それ以外でも利用者のニーズに合った運賃割引のあり方等 ●ノンステップバスの導入 ●バス利用者への敵あくな情報提供システムの構築・バスの所要時間や到着時刻の提供により手段変更経路変更が可能になるような情報提供システム ●バス優先信号制御やバスレーンの設置導入検討 ●利用者の多様なニーズにこたえるバス路線の再編・八王子駅、西八王子駅、高尾駅を含めた鉄道アクセス体系の構築 ●サイクルアンドライドの実施に向けた主要バス停の駐輪場やバスペイ設置の検討 ●八王子駅高尾駅の両方のバス路線が交差する四谷地区に乗り継ぎ用バスターミナルを検討、などです。 中長期的に検討すべき施策が多いのですが一つでも多く、実現されることを望みたいものです。 |
大気汚染改善への課税対策 |
一向に改善されない大気汚染。政府は、増大する一方の車に対する課税という形での対策を検討しています。 環境庁が検討を進めているのは低排ガス車や電気自動車など低公害車の自動車税を軽くし、NOxや浮遊粒子状物質(SPM)を多く排出する古い車やディーゼル車の税額を高くするといううもの。 現在使われている車両の大半を税額変更の対象にと考えられたこの案も、排ガス対策は進めているという日本自動車工業界の反対にあい、 現在の保有台数七千万台のうち四十万台が対象という、大気汚染改善効果は期待できない内容に落ち着くことになりそうです。 一方建設省が検討しているのは「ロードプライシング」の導入という対策。これは特定の地域を通行する車両に課金して、車の流れを変え、混雑する道路の交通量を抑制する制度。 シンガポールでの導入で有名です。首都高速と阪神高速での導入を想定して実施に向けた具体的検討に入るそうです。 東京都や鎌倉市でも導入を考えているようです。 国立環境研究所や灯台などの研究チームによりマウスを使った実験で、ディーゼル排ガス中の微粒子が流産に関与している可能性を示す結果が明らかになったというニュースもありました。 大気汚染対策に足踏みは許されません。 |
メッシュ測定結果(三多摩) |
大気汚染測定結果多摩報告集会のお知らせ |
9月25日(土)午後1時〜5時 立川市女性総合センター・アイム(立川駅北口徒歩5分) 主催: 大気汚染測定運動東京連絡会 講演: 川崎公害裁判の勝利和解と東京大気汚染裁判の展望 |
みんなの声 |
* 毎日のことに追われていると、車が多いことも空気が汚れていることも当たり前のことのように無感覚になってしまいます。時々違った環境に自分を置いて柔軟な感性を持ち続けたいと思っています。 * アイドリングストップの義務化、低公害車への切り替え、街路樹など緑を増やす、を提案します。 |