八王子大気汚染測定ニュース |
No29 2002 3.5 |
八王子 大気汚染 測定ネット |
事務局:八王子生活者ネットワーク 八王子市南新町14−1 電話:23−8802 |
測定ご苦労様でした 測定日:12月6日〜12月7日(12月4日〜の方も有ります★印) 天気:6日の午前中は雨(4.5mm)でしたがその後は晴れました。北北西の風で、平均風速は1.1〜2.9mでした。 全部の測定数は242ヵ所でした。そのうち176ヵ所のデータが裏面にあります。176ヵ所の平均値は0.031ppm、地域別・道路別の平均値は以下のとおりです。
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この他に、北野町会が24ヵ所(データ欄には載せてありません。)、片倉台自治会が36ヵ所(うち8ヶ所はデータ欄に掲載)、
紅葉台自治会が15ヵ所のメッシュ測定(定点16ヵ所はデータ欄に記載)を行なっています。それぞれの平均値は次のとおりです。
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城山小学校6年生の環境調査 |
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2001年12月に学区域内のNO2と酸性雨測定のお手伝いをさせていただきました。城山小学校は八王子市西部、中央道のすぐ北側の小高い丘の中腹にあり、その学区域は元八王子2−3丁目で、山間の入り組んだ谷戸の多い静かな地域ですが、ここ10年間のNO2測定値は想像以上に高いのです。 さて今回の6年生70人のNO2測定値で最高は、小田野のトンネル内で次は高尾駅北口でした。また同じ日の10カ所の酸性雨を測定したところ、場所によりレモン水から純水まで様々な雨が降っていたことがわかりました。これは汚染された空気や雲が複雑な地形と風向きにより酸性度が変化したと考えられます。 そして、学習のまとめとしてポスタ−を描いたり、自分たちにできることを、お家の方や地域の方々と共に考えていくそうです。 |
東京都の環境基本計画における自動車公害対策について |
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2002年1月21日に発表された同計画は、自動車の利便性を肯定しつつも、自動車の環境への負荷として都市住民の健康と生活環境を脅かしている。地球の温室効果ガスの排出源、の2点を挙げています。内容は、現状分析、目標、施策の3段階からなっています。 〈現状〉 ディーゼル車の排出ガス対策の遅れ、交通集中による道路事情の悪化、粒子状物質の健康への影響などを指摘してます。 〈目標〉環境基準について 浮遊粒子状物質―2010年度までに全ての測定局で達成。 二酸化窒素、ベンゼン―2005年度までに全ての測定局で達成。 〈施策〉ディーゼル車を中心とする排出ガス規制の徹底と、次世代技術による自動車の環境性能の向上を上げています。 注目されのは、PM規制値について国に対してユーロW並み(2005年度から実施する水準は日本の4分の1以下)を求めるとしている点、「環境面からのリコール制度」の導入を国に要請する、などです。 また、交通需要マネジメント施策の推進による自動車への依存を減らす都市づくりを進めるとしています。 詳しくは、東京都環境局ホームページ参照 |
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八王子の酸性雨測定結果(出現回数頻度分布) |
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八王子メッシュ測定の結果 |
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みんなの声 |
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交通量の変化についてご意見が寄せられています。打越町の○○さんは「区画整理で道路は整備されたが、通過車量が非常に多くなり大気汚染が気になります」とのことです。 紅葉台東交差点の測定を続けている○○さんは「20号と交差する町田街道の新道が出来たので車の流れが変わったように思います。以前より大型車が減ったように思うのですが…」と述べています。 一方、町田街道の交通量は少しも減っていないという声もあります。 道路と交通量の関係は、今後の調査結果に期待したいと思います。 |