八王子大気汚染測定ニュース |
No30 2002 9.30 |
八王子 大気汚染 測定ネット |
事務局:八王子生活者ネットワーク 八王子市南新町14−1 電話:23−8802 |
測定ご苦労様でした 測定日:6月6日〜6月7日(6月4日〜のも有ります★印) 天気:一斉測定前日の5日夜間には全市的に雨が降りましたが、6日から7日にかけては晴天でした。梅雨明け前なのに、夏のような暑さ、南の風で平均風速は2〜3mでした。 全部の測定数は234ヵ所でした。そのうち193ヵ所のデータが裏面にあります。193ヵ所の平均値は0.027ppm、地域別・道路別の平均値は以下のとおりです。
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この他に、北野町会と紅葉台自治会が地域で細かく測定しています。このデータは平均値で示しました。 紅葉台自治会が15ヵ所のメッシュ測定(定点16ヵ所はデータ欄に記載)を行なっています。それぞれの平均値は次のとおりです。
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みんなの声 |
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16号バイパス沿いの方の「空気の汚れと騒音に悩まされています」という声は測定値を裏付けます。16号沿いの方は「光化学スモックのような目にしみる感じ」を訴えています。 「恩方から美山への都道61号が4月に開通して交通量が増えた」,「モノレール下の交通量が中大構内トンネル開通でグンと増えた」,「みなみ野に通じた219号の交通量が最近とても増えた」など道路の開通による変化を気にしている方の他、「20号から100m入っていて静かだったのにスピードを上げて走る車が増え、交通量も昔とは比べられないほど」と道路開通に因らないでも変化を感じている方もいます。 |
都内のディーゼル車使用規制本格化 |
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都内を走るディーゼル車の規制が来年10月から始まります。都環境局は「違反ディーゼル車一掃作戦」に乗り出します。ディーゼル車を使う事業者に自動車Gメンが立ち入り指導をするなど基準を満たさないディーゼル車から、排ガスの少ない新型車への買い替えやPM減少装置の装着を指導します。小規模事業者に対してもダイレクトメールなどで指導、荷主や整備事業者へも違反者のチェックを呼びかけます。来年10月の規制開始後はGメンが路上などで指導取り締まりをしていく方針です。 黒い煙を出す車など走行中に気づいたらナンバーを控えてみてはいかがでしょう。 |
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東京大気汚染公害裁判、判決へ |
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1996年5月に提訴され、東京地方裁判所で審理されてきた東京大気汚染公害裁判の判決を10月29日に迎えます。東京都に居住・通勤して、気管支喘息・慢性気管支炎・肺気腫にかかった人または遺族500余名が原告です。 1988年に国による公害健康被害補償法の指定地域が解除されましたが、引き続き救済を継続している東京都条例患者数でみても、被害者は増加しています。これら新たな被害者(未認定患者)の救済制度を作ることがこの裁判の第一の目的です。 また経済性を最優先して排ガス対策技術の開発,装備の搭載を怠り、ディーゼル車の生産を拡大、小型トラックまでディーゼル化した自動車メーカーの加害責任を断罪することも目的となっています。 第三番目に、都内全ての大気汚染測定局で環境基準の達成を目指し、都内全ての幹線道路計画と建設を凍結することを求めています。 八王子市内でも都心並みの大気汚染を示す場所が有るので、この裁判の判決に注目したいと思います。 |
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八王子環境市民会議が発足 |
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昨年成立した八王子市環境基本条例にもとづき、市内を6つの地域に分けた環境保全推進地区ごとに環境市民会議が発足しました。
来年の環境基本計画地域編の策定に向けて、各地域から提案をまとめる為の市民参加の会議です。どなたでも参加可能です。
大気汚染に限らず、ぜひ地域の環境問題解決の為に参加して下さい。 問合せは当大気汚染測定ネットの事務局、または八王子市環境部(20−7384)まで。 |
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