測定ご苦労様でした
測定日:6月3日〜4日(6月1日〜の方も有ります・印)
天気:1日から2日にかけて晴れ、南よりの風で、平均風速は約2.5m/sでした。3日から4日にかけても晴で、気温は平均19℃、南よりの風がやや強く3.3〜3.7m/sでした。夕方、雨が降り始めたところもありました。測定値は全般的に昨年の6月より低くなりました。
有効測定数は236ヶ所、うち195ヶ所の測定値をデータ面に示しました。
地域別・測定環境別平均値
(単位:ppm)
| 幹線道路 | その他道路 | 道路以外 | 二階以上 |
中央部 | 0.033 | 0.021 | 0.018 | 0.018 |
北部 | 0.032 | 0.023 | 0.015 | |
西部 | 0.023 | 0.021 | 0.016 | |
西南部 | 0.033 | 0.021 | 0.015 | 0.021 |
東南部 | 0.034 | 0.024 | | 0.019 |
東部 | 0.020 | 0.020 | 0.017 | 0.014 |
このほかに、自治会などの測定値は以下の表に示しました。
| 平均値 | 全測定数 |
紅葉台自治会 | 0.020 | 21 |
館町自治会 | 0.015 | 14 |
南陽台自治会 | 0.022 | 2 |
北野町会 | 16号バイパス沿い | 0.045 | 12 |
その他道路 | 0.028 | 10 |
道路以外 | 0.019 | 1 |
ワーストランキングは以下の通りです。
16号バイパス沿いでワースト5独占です。
しかしこれまでほど高い値ではありません。
@ | 北野町543 | 16号バイパス | 0.069 |
A | 北野町501−5 | 16号バイパス | 0.062 |
B | 左入交差点 | 16号・滝山街道 | 0.062 |
C | 北野町JR高架下側道 | 16号バイパス | 0.057 |
D | 北野町592 | 16号バイパス | 0.056 |
測定に参加して
測定カプセルの取り付けは夕方6時と忙しい時間です。「夕方5時に取り付けて、次の日は9時に気がつきました」という方、「私は目覚まし時計をセットしています。いいですよ」という方もいらっしゃいます。ご自分の予定に合わせて夜の8時から翌日の夜8時という24時間の取り付けでも結構です。
下恩方町の○○さんは近くに圏央道八王子西インターができ、交通量が増えるのを心配しています。西インターの出入り交通量は開通時から徐々に増え、現在は2500台前後となっています。万町の石沢さんは「八王子駅南口ビルの工事が落ち着き、大型車両が少なくなりました」と報告されています。駅ビルの伸びてゆく様子は市内のいろんな場所から見えていると思います。
上壱分方町の○○さんは「混雑する四谷の交差点を避ける車が、陣馬街道から高尾街道へ抜けるために迂回して住宅街を通る」と報告しています。時間によると思いますが、陣馬街道の混雑は相変わらずなのでしょうか。四谷交差点の改良がまだ不十分なのでしょうか。圏央道や八王子南バイパス工事の進み方は早いのに、市内の道路の改良が進まないのは何故なのでしょうか。
東 京 2 キ ロ メ ッ シ ュ 測 定 結 果
| 平均値(ppm) | 測定数 |
全都の平均値 | 0.024 | 290 |
区部の平均値 | 0.028 | 152 |
多摩の平均値 | 0.020 | 138 |
八王子の平均値 | 0.021 | 16 |
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要注意、光化学スモッグ!
7月、第六中学校で被害
今年の暑い夏の始まりごろ、7月21日に上野町の第六中学校で光化学スモッグによると思われる被害が発生しました。東京都の発表によると、午後4時過ぎに地域清掃活動を行っていた生徒のうち、6名が咳き込む、息苦しいなどの症状を訴えたそうです。幸い症状は軽症で休憩後に帰宅できたとのことですが、八王子保健所が光化学スモッグによる被害と判断しました。
近くの片倉町測定局の午後4時の光化学オキシダント濃度は0.123ppmで気温33.5度、南の風約3m/秒でした。光化学スモッグ注意報は、午前中に多摩南部に「予報」がでて、昼前には「学校情報提供」、午後2時には「光化学スモッグ注意報発令」がされていました。晴れて日射が強く、気温が高く、風が弱い日は光化学スモッグが発生しやすくなるので屋外活動は避けるように、とのことです。幸い、その後の被害が出ていないのは、あまりの暑さに戸外活動が避けられているためでしょうか?
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平成21年度の大気汚染状況
7月、東京都と八王子市が昨年度の大気汚染観測結果について報告しました。一般環境大気測定局47局と自動車排出ガス測定局(自排局)35局での常時観測に加え、ベンゼンなどの有害物質については月一回14箇所の測定局で調査されています。
環境基準の達成状況ですが、浮遊粒子状物質、二酸化硫黄、一酸化炭素、ベンゼンなどでは全て達成されています。私たちも測定している二酸化窒素は、4つの自排局で達成されていませんでした。また光化学オキシダントは全ての測定局で達成しませんでした。
年平均濃度の経年変化では、自排局の浮遊粒子状物質の低濃度傾向はディーゼル車規制の効果と考えられるそうです。二酸化窒素濃度は横ばいで、自排局ではわずかな低下傾向を示しています。光化学オキシダントは、この10年間ではやや増加傾向を示しているため、都は光化学オキシダントの原因となる揮発性有機化合物の排出削減対策に引き続き取り組むとのことです。
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大気汚染測定結果報告集会 10月2日(土)午後1時〜5時
渋谷区立消費者センター(03-3406-7641)5階(宮益坂裏)
主催:大気汚染測定運動東京連絡会
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★2010年度第2回の測定は12月2日(木)〜12月3日(金)
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