測定ご苦労様でした
測定日:12月4日〜5日(12月2日〜の測定はデータ面・印)
天気:12月2日から3日は強い冬型の気圧配置となり、平均風速3.1m/sでした。4日は前線の影響で1.5〜2.5mmの雨が降り、南南西の平均1.7m/s の風でした。5日は晴、冬型で西北西の平均2.3m/s の風でした。
測定値:一昨年2013年12月は例年より高めの測定値でしたが、今回は全体的に低く、中央部の幹線道路6か所の平均値は半減しています。気象状況や交通量によるのか、二酸化窒素濃度減少の理由はわかりませんが喜ばしいことです。
測定数は242ヶ所、うち200ヶ所の測定値をデータ面に示しました。
地域別・測定環境別平均値
(単位:ppm)
| 幹線道路 | その他道路 | 道路以外 | 二階以上 |
中央部 | 0.029 | 0.019 | 0.024 | 0.022 |
北部 | 0.031 | 0.026 | 0.022 | 0.022 |
西部 | 0.023 | 0.018 | 0.013 | 0.018 |
西南部 | 0.025 | 0.018 | 0.018 | 0.017 |
東南部 | 0.037 | 0.021 | | 0.020 |
東部 | 0.029 | 0.026 | 0.021 | 0.024 |
このほか、自治会の測定値は以下のとおりです。
| 平均値 | 全測定数 |
紅葉台自治会 | 0.020 | 13 |
館町自治会 | 0.015 | 12 |
片倉台自治会 | 0.021 | 30 |
ワーストランキング
@ | 堀の内第三トンネル内 | | 0.059 |
A | 中央線高架下側道出口(北野町) | 16号バイパス | 0.050 |
B | 北野町南交差点(北野町) | 16号バイパス | 0.045 |
C | 打越交差点(はしけたビル角) | 16号バイパス | 0.044 |
D | オリンパス北西交差点 石川町 | | 0.044 |
測定に参加して
圏央道が6月末に開通してから初めての測定でした。西部地区の○○さんは「雨の影響か前回同様結果が良くなっています。しかし、幹線道路は最近渋滞が目立って多くなってきましたので、注視していく必要があります」とのこと。上壱分方町の○○さんは高尾街道の混雑で抜け道となっている、と訴えています。子安町の○○さんは野猿街道向きのベランダの竿の汚れを気にしています。
最近、解体工事・建築工事が多いと埃を気にしている方、狭間駅周辺の開発で古木が伐採されてしまうのが残念と訴える方など、街の変化を把握されています。今後は、新規商業施設による交通状況変化などにも注目したいと思います。
★次回の測定は2015年6月4日(木)〜6月5日(金)です。
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大気汚染測定結果報告集会 4月4日(土)午後1時〜5時
渋谷区立消費者センター(03-3406-7641)5階(宮益坂裏)
主催:大気汚染測定運動東京連絡会
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東 京 2 キ ロ メ ッ シ ュ 測 定 結 果
| 平均値(ppm) | 測定数 |
全都 | 0.027 | 272 |
区部 | 0.031 | 142 |
多摩 | 0.024 | 130 |
八王子 | 0.021 | 13 |
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八王子の酸性雨測定結果(出現回数頻度分布)
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2014年もpH5.6以下の酸性雨が多く降りました
pH |
〜3.8 |
3.9 〜4.2 |
4.3 〜4.6 |
4.7 〜5.0 |
5.1 〜5.4 |
5.5 〜5.6 |
5.7 〜6.2 |
2014年1月 〜12月 |
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8 |
10 |
17 |
10 |
1 |
1 |
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平成25年度大気汚染状況
(東京都環境局2014年8月26日発表より)
東京都及び八王子市は、都内の大気汚染の状況を把握するため、住宅地域等に設置している一般環境大気測定局(一般局)47局と、道路沿道に設置している自動車排出ガス測定局(自排局)35局で大気汚染状況の常時監視を行っています。また、ベンゼン、トリクロロエチレン等27物質の有害大気汚染物質の濃度を把握するため、月1回14か所の測定局で調査しています。
二酸化窒素:一般局では8年連続全局で達成、自排局では35局中33局で達成(達成率94%)しました。引き続き低下傾向です。
浮遊粒子状物質:一般局の達成率は98%、自排局の達成率は94%。
微小粒子状物質(PM2.5):一般局では、45局中3局で達成し、達成率は6.7%でした。自排局では、すべての測定局で達成しませんでした。25年度は濃度が高くなりやすい気象条件の日が多かったため、環境基準の達成率は低くなっていると推定されます。大気環境は、気象の影響を大きく受けるので、複数年の結果を見る必要があります。都内全域の状況について、気象条件との関係、地理的特性、域外移流の影響等の詳細な解析を26年度に行います。また、工場、廃棄物焼却炉などの固定発生源対策やディーゼル車対策に引き続き取り組むとともに大気中で二次的に生成するPM2.5の原因物質、揮発性有機化合物(VOC)の排出削減対策に取り組んでいきます。合わせて、都県域を超えた広域的に連携した取組を推進していきます。
光化学オキシダント:すべての測定局で達成しませんでした。平成23年度は一旦減少したものの、近年、増加傾向にあります。夏季の光化学スモッグ注意報発令日数が17日と過去10年間の平均発令日数14.1日をやや上回りました。光化学オキシダント等の原因となるVOCの排出削減対策に引き続き取り組んでいきます。
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