八王子大気汚染測定ニュース |
No33 2004 2.14 |
八王子 大気汚染 測定ネット |
事務局:八王子生活者ネットワーク 八王子市南新町14−1 電話:23−8802 |
測定ご苦労様でした 測定日:12月4日〜月5日(12月2日〜の方も有ります★印) 天気:4日は晴天で北東の風がやや強く平均風速は2.4m、気温は高めでした。5日は曇りで、南東部では少量の雨が降りました。北東の風は弱く平均風速は1mでした。 全測定数は347ヶ所、うち276ヶ所の測定値をデータ面に示しました。地域別・測定環境別の平均値は以下のとおりです。 今回から、市内を6つに分けて発足した環境市民会議に合わせてデータをまとめてみました。分け方が異なるので、平均値で比べるのは難しいのですが、だいたい昨年並みの測定値を示しました。 環境市民会議の参加で、測定箇所が増え、市内の状況が隅々まで分かるようになりました。
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
このほかに、町会ごとの測定値を示しました。
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ワーストランキングは以下の通りです。北野町592番地では、 大変な汚染値を示しました。16号バイパス沿い,そしてアンダーパスと トンネル内部は汚れがたまりやすいことがわかります。
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
みんなの声 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
道路やバス路線の新設による不安が寄せられました。
「堀の内トンネルの開通から半年なのに渋滞がひどい。
バスも走行するようになり団地内道路の交通量が増えた」とのこと。
道路の新設では渋滞は解決できないことが分かります。 「バス路線の新設で空気が汚れるのでしょうか?」との不安も有りますが、 やはり「近いところは歩く、公共交通機関を使う、不要なクルマは動かさない、 という身近で地味な積み重ねが必要」なのでしょう。 |
東京2Kmメッシュ測定結果 |
||||||||||||||||
酸性雨測定結果(2003年 出現回数頻度分布) |
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
環境基本計画では |
||||||||||||||||
昨年12月に環境基本計画の原案が発表されました。
5つの重点取り組みの一つとして「大気をきれいにするため、自動車への対策を推進する」とし、
「低公害車の普及、公共交通機関の積極的利用による自動車使用の抑制を図り、
大気汚染や地球温暖化を防止」を掲げています。
一方「交通流の改善、渋滞の解消をめざした総合交通体系の構築」としていますが、
まず「交差点の改良、環境施設帯の設置」が効果的だと思います。
市民・事業者は「アイドリングストップ」や「ノーマイカー運動」「迷惑駐車しない」ことが必要です。 |
||||||||||||||||
ディーゼル車規制の結果は! |
||||||||||||||||
昨年10月からディーゼル車の粒子状物質(PM)排出規制が始まり、
その効果について昨年12月に東京都が発表しました。 環境局は気象などの影響を受けない自動車専用トンネルなどにおいて、 ディーゼル排出ガスに由来するカーボン<元素状炭素(EC)>や発がん性の 高い多環芳香族炭化水素(以下「発がん物質」という。)等の調査を行い、 過去のデータとの比較をしました。その結果、カーボン(EC)などすべての項目で濃度の低下がみられ、 ディーゼル車から排出されるカーボン(EC)、発がん物質の低減が明らかになり、 ディーゼル車規制による大気汚染の改善効果が確認されました。 目黒通り沿道における粒子状物質に付着した発がん物質も低減が認められました。 |
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
2004年度第1回の一斉測定は 6月3日(木)〜4日(金)の予定 |