測定ご苦労様でした
測定日:12月5日〜6日(12月3日〜の測定はデータ面・印)
天気:12月3日から高気圧に覆われて晴れる日が続きました。気温は平年並みで、3、4日は南西から北北西の風、平均風速1.9〜2.4m/sでした。5日は南の風、平均風速2.3m/s、6日は西北西の風、平均風速1.6m/sでした。
測定値:2013年の12月より、0.01ppmほど全体的に高い値を示しています。この原因は風の向きでしょうか、弱さでしょうか。気になるところです。今後の推移を見守る必要があります。
測定数は261ヶ所、うち217ヶ所の測定値をデータ面に示しました。
地域別・測定環境別平均値
(単位:ppm)
| 幹線道路 | その他道路 | 道路以外 | 二階以上 |
中央部 | 0.058 | 0.035 | 0.026 | 0.047 |
北部 | 0.052 | 0.041 | 0.031 | 0.035 |
西部 | 0.045 | 0.038 | 0.026 | 0.039 |
西南部 | 0.032 | 0.027 | 0.032 | 0.033 |
東南部 | 0.046 | 0.034 | | 0.032 |
東部 | 0.044 | 0.043 | 0.049 | 0.031 |
このほかに、自治会などの測定値は以下のとおりです。
| 平均値 | 全測定数 |
紅葉台自治会 | 0.028 | 13 |
館町自治会 | 0.034 | 14 |
片倉台自治会 | 0.043 | 30 |
ワーストランキング
@ | 堀の内第三トンネル内 | | 0.091 |
A | 北野町南交差点(北野町562番) | 16号バイパス | 0.072 |
B | 国道20号八日町4−5 | 20号 | 0.072 |
C | 住宅展示場入口 | 16号バイパス | 0.072 |
D | 横川町 つつじヶ丘トンネル内 | | 0.072 |
測定に参加して
2007年に20号の日野バイパスが新20号となり、2012年には高尾山インターが開通しました。新たな交通の発生、そして相変わらずの通り抜け交通についてご意見が寄せられました。
「喘息のある家族がいるので、バイパス分岐してからの砂埃の多さが気になります。20号線に近い窓は網戸越しにでも砂ぼこりがざらつきます」(大和田町)、「圏央道が開通し、高尾山口からの車が増え、今まで通行しなかったような大型車が通るようになりました。樹木の葉も黒くなるほどのことがあるので空気の汚染が心配です」(館町)
また、「四谷交差点が混むため、弐分方入り口から松枝橋手前の高尾街道に出る」(上壱分方)、「47号線ニュータウン通りと58号線多摩幹線をつなぐ道路で交差点にもなっているので、特に夕方6時ごろは車が途絶えることがありません」(南大沢)
大気汚染測定結果報告集会2014年4月5日(土)午後1時〜5時
渋谷区立消費者センター(03-3406-7641)5階(宮益坂裏)
主催:大気汚染測定運動東京連絡会
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★2014年度第1回の測定は6月5日(木)〜6月6日(金)です。
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東 京 2 キ ロ メ ッ シ ュ 測 定 結 果
| 平均値(ppm) | 測定数 |
全都 | 0.038 | 278 |
区部 | 0.042 | 145 |
多摩 | 0.034 | 133 |
八王子 | 0.032 | 16 |
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八王子の酸性雨測定結果(出現回数頻度分布)
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2013年もpH5.6以下の酸性雨が多く降りました
pH |
〜3.8 |
3.9 〜4.2 |
4.3 〜4.6 |
4.7 〜5.0 |
5.1 〜5.4 |
5.5 〜5.6 |
5.7 〜6.2 |
2013年1月 〜12月 |
2 |
2 |
10 |
8 |
18 |
6 |
6 |
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おいしい空気が吸いたい(新日本婦人の会)
私たち新日本婦人の会は地域や職場に3人集まれば班というグループを作り自分たちの要求で環境問題から趣味のサークルまで、遊ぶことも学ぶことも自由に楽しくをモットーに活動しています。
名前のとおり女性の会です。現在八王子には45の班があります。大気汚染の問題は、あたりまえに健康で生きる権利のもっとも根本の問題です、私たちは、空気を吸わずには生きられないのですから、1年に2回、自分の住まいの近くの空気の汚れを調べると言う活動は、大切にしている活動の一つです。
カプセルを取り付け、24時間後に取り外すだけの簡単な行動ですので、80個のカプセルを会員に届け測定をお願いしています。回収率は60%〜80%です。国道や高速道路の近くに住んでいる方、家族にぜんそくやアレルギーのある方は関心が高く忘れる事が少ないようです。原発事故後放射能汚染にさらされ、お隣中国から風にのってやってくるPM2.5など、私たちの大気の環境はひとすじ縄では行かない状況になっています。もう一度「おいしい空気が吸いたい」と言う当たり前の願いを大切に、地球規模で考え、草の根で行動する、をみんなで実践していきたいです。最近は測定だけになっていますが、今年は結果を持ち寄り学習や交流にも力を入れたいと思っています。
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ぜんそく患者への医療費助成制度
東京都は医療費助成制度の対象となるぜんそく患者の新規認定を2014 年度末で打ち切り、助成額も全額から3分の1に縮小する方針を昨年末に明らかにしました。
都の助成制度は、2007年の東京大気汚染訴訟の和解を受け2008年に創設され、財源は国と都、自動車メーカーなどが拠出しています。
都は、国や自動車メーカーが新たな財源負担に応じないことを理由に、患者一部負担の導入や新規患者の打ち切りをはかろうとしています。
八王子市の認定患者数は2013年3月で約五千人、東京都全体では9万人を超えています。
二酸化窒素濃度の環境基準達成率は自排局でも90%以上、と改善されていますが、PM2.5の基準達成率は、一般局で65%、自排局で25%です。
本当に大気汚染の状況は改善されているのでしょうか?
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