測定ご苦労様でした
測定日:6月5日〜6日(6月3日〜の測定はデータ面・印)
天気:6月3日から4日は南風で気温は平年より高く晴から曇りでした。5日は西の風、平均風速2.8m/s、朝から雨で時々強く降りました。6日は北北西の風、平均風速3.8m/sで、降水量は200ミリ近くになりました。
測定値:2013年の6月より低く、西部幹線道路では0.01ppmほど低い値を示しています。この原因は降雨でしょうか、風でしょうか。今後の推移を見守る必要があります。
測定数は229ヶ所、うち215ヶ所の測定値をデータ面に示しました
地域別・測定環境別平均値
(単位:ppm)
| 幹線道路 | その他道路 | 道路以外 | 二階以上 |
中央部 | 0.029 | 0.020 | 0.020 | 0.016 |
北部 | 0.031 | 0.023 | 0.018 | 0.015 |
西部 | 0.022 | 0.017 | 0.015 | 0.016 |
西南部 | 0.022 | 0.017 | 0.012 | 0.017 |
東南部 | 0.028 | 0.018 | | 0.018 |
東部 | 0.027 | 0.024 | 0.024 | 0.014 |
このほか、自治会の測定値は以下のとおりです。
| 平均値 | 全測定数 |
紅葉台自治会 | 0.013 | 13 |
館町自治会 | 0.019 | 14 |
ワーストランキング
@ | 堀の内第三トンネル内 | | 0.062 |
A | バイパスKFC前(宇津木町) | 16号バイパス | 0.052 |
B | 北野町南交差点(北野町562番) | 16号バイパス | 0.038 |
C | 特養老人ホーム入口 | | 0.038 |
D | 下寺田三叉路バス停脇 | | 0.038 |
測定に参加して
今回は強い雨の中でのカプセルの取り付け、取り外しとなりました。大変ご苦労様でした。
取り付けたカプセルに雨が入らないか、雨風で外れないか、皆様心配されたようです。 「大雨の日だったせいか車が多くなっている。スピードが上がっている(南大沢)」と感じた方もいらっしゃいました。
「PM2.5のニュースがいつのまにか普通になっているのが気になります(万町)」とのご意見もありました。夏の熱中症対策が最近は幅を利かせていますが、夏には窒素酸化物とともに太陽光を受けて光化学オキシダント、PM2.5を生成する揮発性有機化合物の排出削減が求められています。
大気汚染測定結果報告集会 10月4日(土)午後1時〜5時
渋谷区立消費者センター(03-3406-7641)5階(宮益坂裏)
主催:大気汚染測定運動東京連絡会
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★次回の測定は2014年12月4日(木)〜12月5日(金)です。
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東 京 2 キ ロ メ ッ シ ュ 測 定 結 果
| 平均値(ppm) | 測定数 |
全都 | 0.022 | 268 |
区部 | 0.023 | 142 |
多摩 | 0.020 | 126 |
八王子 | 0.018 | 12 |
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圏央道が6月末に開通
6月28日に相模原愛川IC―高尾山ICが開通し、開通1週間の交通量がNEXCO中日本から7月9日に発表された。「1日平均3万4千台で都心部を通過するだけの車を圏央道経由で迂回させ、都心部の慢性的な渋滞の緩和につなげる効果も一部に表れているようだ。関連する道路の6月29日〜7月5日までの平均値を算出した。東名高速、関越道、環状8号線、国道129号の交通量が減少したが、圏央道に並行する国道16号では地点によっては変化がないところもあった。」とのこと。
7月22日の神奈川新聞は社説では「大動脈の東名、中央、関越の高速道路とつながり、さまざまな効果が期待されるが、料金が高いこと、並行して走る相模原市内の国道16号では交通量の変化が見られなかったことを懸念している。今回開通した約15キロの区間だけでも、事業費は約3千億円に上る。費用対効果をしっかりと事後評価しなければならない。」と述べている
高尾山南側の国道20号との高尾山ICはフルインター化したので、地元である西南部環境市民会議環境部会の藤原さんに伺った。
「圏央道開通前の町田街道は16号のバイパス的役割であったと思います。しかし、6月に圏央道が開通したことから、町田街道の交通量は大幅に変化するものと思います。その理由は、町田街道の上下線からトンネルを通って圏央道に向かう車および圏央道からトンネルを通って町田街道に合流し上下線に向かう車などが次第に増加傾向にあります。圏央道からトンネルを通って町田街道に合流する交叉点は医療センター入口の交叉点であり、今後ますます交通量の増加とともにNO2の増加が予想されます。そこで、西南部地区環境市民会議では医療センター入口の交差点西南及び西北の2か所の測定を開始しました。また、圏央道の交通量の影響の有無はわかりませんが、小仏川沿いの梅の里公園、みどり幼稚園前、裏高尾町779の3か所の測定を開始しました。とくに裏高尾町779は圏央道の直下に位置し今後の変化の傾向に注目したいと思います。」
この夏、道路交通情報で圏央道海老名ICや八王子ICでの渋滞情報が流れるようになった。今後の八王子南道路建設、八王子西インターのフルインター化、圏央道の延伸などによって、八王子バイパス、16号、16号バイパスなど、八王子市内の交通状況がどのように変化するのか、注目していきたい。
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