測定ご苦労様でした
　測定日：１１月３０日〜１２月１日（１１月２８日〜の測定はデータ面・印）
　天気：１１月３０日は夕方から小雨１．５ｍｍでした。暖かい空気が流れ込み平均気温は１０℃近くなりました。12月1日にかけて北の風で気温は平均７.６℃に下がり、最大風速は４ｍ/ｓ強、平均風速は２ｍ/ｓでした。
　測定値：平均値では2016年12月より低い値を観測しました。雨も風も測定値にはそれほど影響しなかったようです。個別に交通量が増えて心配な場所もあると思いますが、良い傾向となっています。メッシュ測定でも全都的に低い値となっています。
　測定数は263ヶ所、うち221ヶ所の測定値をデータ面に示しました。

地域別・測定環境別平均値(単位：ppm)

	幹線道路	その他道路	道路以外	二階以上
中央部	0.028	0.017	0.019	0.016
北部	0.028	0.023	0.015	0.018
西部	0.021	0.018	0.017	0.015
西南部	0.024	0.020	0.017	0.016
東南部	0.028	0.019		0.016
東部	0.021	0.016	0.016	0.016

このほか、自治会の測定値は以下のとおりです。

		平均値	全測定数
紅葉台自治会		0.026	１３
館町自治会		0.017	１２
片倉台自治会		0.019	３０

ワーストランキング

�@	ﾊﾞｲﾊﾟｽKFC前	16号ﾊﾞｲﾊﾟｽ	0.042
�A	紅葉台東交差点東側	町田街道	0.038
�B	北野町南交差点 北野町562番	16号ﾊﾞｲﾊﾟｽ	0.038
�C	紅葉台東交差点西側	町田街道	0.038
�D	大和田町石川入口交差点	20号	0.037

測定、お疲れ様でした

暗くて小雨の中、カプセルの取り付けが大変でした。
・カプセルを取り付ける場所は無理のないよう選んでください。
・取り付けは明るい時間でも大丈夫です。24時間後に取り外してください。
・カプセルの取り付けには接着テープではなく、ゴムひも（なければ輪ゴムを連結して）で縛り付けるようにしてください。
・西部地区環境市民会議では不審者に間違われないように工夫を呼びかけています。

大気汚染測定結果報告集会４月７日（土）午後１時〜５時 渋谷区立消費者センター（03-3406-7641）５階(宮益坂裏) 主催：大気汚染測定運動東京連絡会

次の一斉測定は２０１８年５月３１日(木)〜６月１日(金)です。

東 京 ２ キ ロ メ ッ シ ュ 測 定 結 果 　 平均値(ppm) 測定数 全都 0.020 272 区部 0.023 136 多摩 0.018 136 八王子 0.016 19

八王子の酸性雨測定結果(出現回数頻度分布) 2017年もpH5.6以下の酸性雨が多く降りました pH 〜3.8 3.9 〜4.2 4.3 〜4.6 4.7 〜5.0 5.1 〜5.4 5.5 〜5.6 5.7 〜6.2 2017年1月 〜12月 0 8 11 11 10 1 1

アジアの大都市で大気汚染が深刻化 　このところ日本では大気汚対策として自動車のEV化がもっぱら話題になっているように感じられが、昨年来アジアの大都市での大気汚染の深刻化がニュースになっている。 　インドの首都ニューデリーでは、昨年１１月に環境基準をはるかに超える汚染により、休校が相次ぎ、健康被害を心配して子どもたちのデモまで起きているそうだ。このデモは、国連の現地事務所や民間企業などが学校に実施を呼びかけたもので、「私が呼吸する権利を」と書かれたマスクをつけた子どもたち数百人が市内を行進したという。「大気汚染のせいで人が亡くなっている。いい加減気づく時だ」と訴えるプラカードを掲げた参加者もいた。 　昨年発表された世界保健機関（WHO）の調査によると、ニューデリーの微小粒子状物質PM２．５の年平均濃度は、北京の１．４倍だった。在印米大使館の公表の数値では１１月に入りWHOの環境基準（日平均）の４０倍の１立方メートルあたり最大１千マイクログラムを記録した地点もある。 秋から冬にかけては風が止み、野焼きや車の排ガスなどが滞留するこことで汚染が深刻化する。現地では大気は白くかすみ、交通事故も多発するそう。「呼吸器への影響は１日５０本のタバコを吸うのと同じ」とする専門家もおり、地元では「殺人大気」と報じられているそうだ。 　一方お隣の韓国のソウル市では、先月の１５日、有害物質を含むPM２．５による大気汚染が深刻な状態になっているとして、市内の交通量や工場の稼働率を引き下げる措置に踏み切った。具体的には市営の鉄道やバスを始発から午前９時までと午後６時から９時までの時間帯を無料にし、市関連の駐車場３６０箇所も閉鎖。大気汚染に関わると見られる工事現場や工場など１９０カ所にも操業の時短を命じた。韓国では、中国からの流入もあり、数年前からPM２．５による大気汚染が社会問題になっている。これは日本でも度々ニュースとなっている問題だが、ここまで具体的な対策が取られているとは、対岸の出来事で済ませられることだろうか。(〇〇)