測定ご苦労様でした
　測定日：12月5日〜6日
　天気：12月5日は晴天、冬型の気圧配置でした。日中の東寄りの風が夕方から北寄りとなり、夜は冷え込みました。6日は曇り時々晴れで北の風。カプセル取り付け時の平均風速は約２m/sでした。
　測定平均値：2018年12月より全体に低い値となりました。メッシュ測定平均値も低くなっています。2019年6月は、夏にしては高かったのですが、その値よりも低くなっています（幹線道路平均0.033→0.028,その他の道路平均0.022→0.021,道路以外平均0.018→0.017,二階以上平均0.019→0.018）。メッシュ測定平均値はほとんど同じです。
　測定数は２４８ヶ所、データ面に２１８ヶ所の値を示しました。

　　　測定、お疲れ様でした
「2019年11月にオリンパス社宅跡にスーパーアルプスが開店、けやき通りはますます通行量が増えています」との指摘がありました。 けやき通りの町田街道接続部近くにはこの数年で大規模店舗が2店開店しています。 西南部環境市民会議では、この2店舗開店前と開店後の測定値を比較し、町田街道・けやき通り沿線のＮＯ２に対する影響は少ないとしました。 大店舗開店など、お住まい近くの環境は月日が経つと変化します。 南大沢の方は、35年前の入居時には考えられなかった2本の幹線道路が開通している、とのこと。 また、みなみ野の開発が進み、七国交差点では年々交通量が増えているそうです。 転居してみて、車の通行量の違いが環境を決めると実感している方もいらっしゃいます。

東 京 ２ キ ロ メ ッ シ ュ 測 定 結 果 　 平均値(ppm) 測定数 全都 0.023 282 区部 0.026 146 多摩 0.020 126 八王子 0.016 22

八王子の酸性雨測定結果 出現回数頻度分布(pH5.6以下が酸性雨です) pH 〜3.8 3.9 〜4.2 4.3 〜4.6 4.7 〜5.0 5.1 〜5.4 5.5 〜5.6 5.7 〜6.2 2019年1月 〜12月 1 7 5 16 21 3 0 2019年もpH5.6以下の酸性雨が多く降りました

2020年1月の気になるニュースを紹介 　・韓国政府が今年あから大気汚染（PM２．５−微小粒子状物質） 改善に本格的に取り組む。文在寅大統領が新年の辞で「大気の確実 な変化を作る」と述べた。 　2013〜17年に日中韓でPM2.5の越境移動について共同研究を実施。 その結果を踏まえて、約20兆ウォン（約1兆8500億円）を投じる総 合計画を政府が策定。24年までにPM2．５の平均濃度を35％以上減 らすというもの。調査結果から3割以上が中国由来とされ、関係者は 「大気汚染の問題はこの地域共通の課題として、中国や日本と協力を 進めなければならない」としている。 　・トヨタ自動車は「空飛はぶタクシー」の提供を目指し、電動垂直離 着陸機（eVTOL)を開発する米国のジョビー・アビエーションと協業す ると発表した。空飛ぶタクシーはドローンのような機体で、都市圏の 渋滞緩和や環境負荷の低減が期待されている。自動車で培った知見を 生かしたいとしている。 　・三菱自動車がディーゼル車の排ガス規制を逃れる不正な装置を搭 載したとして、独フランクフルト検察当ちが、ドイツの研究施設等を 捜索したと発表した。三菱自動車幹部は不正容疑を否定、当局に協力 していくとしている。リコールなどに発展すればダメージは大きい。

大気汚染測定結果報告集会４月４日（土）午後１時〜５時 渋谷区立消費者センター（03-3406-7641）５階(宮益坂裏) 主催：大気汚染測定運動東京連絡会

　次の一斉測定は２０２０年６月４日(木)〜　５日(金)